February 15, 1999
精神的な強さ
関西大震災は僕の知り合いの命を奪い、家を潰し、壁も潰し、身の回りにあるものをすべてボロボロにした。震災直後に町に出ると、道というものが無くなっており、僕は歩けるところを歩くしかなかった。
崩れた建物の間を歩くとそれは自然とジグザク走行になっている。まっすぐには歩けない。人は壁があるから真っ直ぐ歩いていることを確認できている。
人の周りには人がいる。周りに人がいるから自分がいることを確認している。しょせん、一人では生きられない。
震災で壁がなくなった時、真っ直ぐ歩けなくなった。だが、モノは壊れる。そして、無くなる。人も然りだ。
明日、自分の周りの人がみんないなくなってしまうかもしれない。
周りの人がガラッと変わったら真っ直ぐ歩けるだろうか?
人の価値観などそんなものだ。オリジナルなんて存在しない。いろんな人に植え付けられているだけだ。
震災の時に、デカイビルに逃げ込んでも小さい家に逃げ込んでも同じだ。だから、心の中にデカイビルを建てることにする。
震災なんぞに負けないビルを建てたい。今はまだ、基礎です。
だから、頑張る。僕は弱虫です。
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