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サッカー監督という仕事のレビュー

サッカー監督という仕事

昔に買った本を読み返してみた。日本代表の監督がジーコになった時らへんに出版された本です。サッカーは人生の縮図だ。と僕は思っていて、サッカーの本から人生やビジネスの共通項を感じることが多い。随分前に書かれた本だが、走ることのの重要性を強く投げかけてくる。「クリエイティブなムダ走り」という表現をしている。オシムと重なる部分がある。

結果的にムダになったとしても、意図のある能動的アクションを積み重ねなければ何も生み出せない。リスクのないセーフティなものにトライして、何か達成したとしても得られるものは小さい。ビジネスでも同じ。

リスクの高いもの(もしかしたら無駄かもしれないもの)へもトライする気持ちが大切。そしてそれを繰り返す。

その他で印象に残ったのは、イギリスにいった戸田選手のコメント。覚えていますか?日韓ワールドカップのときにボランチで活躍した赤いモヒカン男だ。

ワールドカップ後にイギリスに行った彼は決して成功したとはいえないが、それ以上の何かを経験したようだ。以下がコメント。

環境は恐ろしいぐらいに人を作り変えるものでしょうし、同じ強い気持ちがあったら厳しいところでやったほうが絶対に伸びます。

P316

本の最後のあとがきにも気になることがあった。タイトルは以下。

「今こそ求められる、パーソナリティを持つ監督=経営者」

「サッカー監督」と「経営者」を重ねて書かれていた。やはり、サッカーとビジネスは似ている。

「クリエイティブなムダ走り」=「創造的なビジネスチャンスへのチャレンジ」がなければ成長はない。「パスが出ずに無駄に終わる走り」=「結局うまくいかずに失敗に終わる試み」もなければ常勝軍団は作れない。

P344

ほんとのそのとおりだと思うし、監督、PM、経営者には共通項を感じる。この本に書かれているような「パーソナリティ能力」を僕は磨きたいと思う。

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