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ライト、ついてますかのレビュー!問題発見の人間学

ライト、ついてますか?

ワインバーグさんの翻訳本は実は苦手。読むのに時間がかかってしまいます。頭に入ってこないのです。コンサルタントの秘密も同じ。しかし、なるほどと思うことも多い、僕の中ではそういう本です。この本は問題発見の本。前の会社の最後に、途中まで読んで返してしまったので、買って続きを読んでみた。感想は、あえて最後まで読まなくてもよかったかな(笑)。

問題というのはどこから見るかで全く違う。若いときは、問題を1方向からしか見えない。

1つの問題があったとして、それに関わる5人の立場の違う人がいたとしたら、それぞれの解決策は違う。僕がやっているプロジェクト管理というのはまさにこういう状況をどう丸く抑えるか。ということだ。

つまり、各自の視野が狭いから取りまとめが必要なだけである。視野が狭いというのは悪いことではなく、何かにフォーカスできる。すごいいいこと。でも反対が見えない。それを僕たちのようなディレクターやマネージャーで補い合っている。

もし、視野が広い本当のスペシャリストがいっぱいいたら、僕のような仕事は必要ないだろう。

実は先日「ウェブ時代5つの定理」を読んですごく怖くなった。もしかしたらグーグルってそういう会社なんじゃないかな。つまり、スーパーエンジニアが協調性を持ってグループで何かを生みあげていく。少人数精鋭。それが今後のIT業界の組織形態であるなら、僕は自分の立ち位置をもう一度見直さないといけない。ああ、こわい。

この本では、問題というものが何か?なぜ問題が起きるか。などといったことを具体的なストーリーで解説する。問題は問題と認識することが重要なので、そういう意味でもとてもよい本だと思います。

正直あんまりよく分からない話もあったがそれはサラッと読み飛ばした。

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