マズローの欲求５段階説って日本には当てはまってない

みなさん知ってのとおりマズローによって提唱されたモチベーション理論。人間の欲求は５段階に分類されて、低次元の欲求が満たされたら、さらに高次の欲求を満たすべく行動する、という考え。

マズローの欲求５段階

昔は、なるほどーって思ったけど、今になって冷静に考えてみると、こんなシンプルじゃない。身の回りを見渡してみてもちょっと違う。

日本では生まれてきた時点で生理的欲求はほぼ満たされてしまっている。そして、そこで止まってる人が結構いると思う。

競争なんてしなくていいよ。最低限はあるんだから、って考え。現状を受け入れて満足する。

そして、段階的に欲求が上がるというより、集団の影響のほうが強い気がする。

たとえば、安全確保欲求のグループに属してるとそれ以上を求めないような気がする。グループに属してるというのは、身の回りにどういうステージの人が多いか、である。

だって、周りを見渡しても、自己実現欲求を求めているような人って少数派だから。てか、ほとんどいない。サラリーマンって限界もあるしね。

ただ、モチベーションが段階的に上がっていかないとやっぱ経済は活性化はしない気がする。人はモチベーションがあるから頑張れる。

僕はディレクターをやってるので、みんなのモチベーションが一体何なんか、気になる。価値観も多様化して、欲求も多様化してるから、どんな事柄もパターン化できなくなってしもた。だからこそ関係者視点に立って、この人のモチベーションは何なのかな、と考えるのは大切だ。