August 8, 2009

裸でも生きる―25歳女性起業家の号泣戦記のレビュー

裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)

「バングラディッシュ発のブランドを創る」ことを実現させるべく奮闘する女性社長・山口絵理子さんの自伝エッセイ。すごい人だな。と思った。行動力が半端ない。
彼女の会社はマザーハウスといい、バングラディッシュでかばんを作ってフェアトレードしている。

先週の日曜日、慶応大学の社会起業家のイベントに参加した。10社ぐらい来てた。
そのイベントで、僕は前から2列目の席に座っていた。後で気づいたのだが、前のほうは関係者用の席だった。
だから回りは関係者かスピーカーの人ばかりで、僕の前にはネパールで生産した服をフェアトレードしてるネパリ・バザーロという団体の人が座っていた。なので、ここぞとばかりフェアトレードについていろいろ聞いた。

この本で書かれているマザーハウスという会社もフェアトレードの会社だ。しかし、フェアトレードとはアピールはされていない。フェアトレードって自ら呼んでいるようではダメなんだなと思う。

普通にその商品がお店においてるだけで売れる商品を作らないと続かない。
フェアトレードというキャッチで売ると短期的には売れるかもしれないけど続かない。つまり、やはり商品力。

とは言っても、ブランドを作るのは容易でない。ましてやアジアの国々で。

そんなことは分かっていたが、この本を読んでその大変さを痛感した。彼女はアジア最貧国のバングラディッシュでそのチャレンジをしていて、国内の店舗で販売している。
どんなお店か気になったから本店の入谷に行ってみた。カバンは僕の好みとは違ったので、買ってないけど、お店を見てて楽しかった。

店内に、ダイヤモンド社の「みずものがたり」という本が置かれていたのは笑った。昔にちょっと関係したプロジェクトだ。
「エコロジーとエコノミーの共存」--Think the Earthプロジェクトの1つとして使われてるようだ。

エコや社会起業に人が反応するのは、生活水準がある程度満たされると何かのためになりたい気持ちが生まれてくるからなんだろう。人は弱いので自己満足だけでは足りず、人に評価されて安心する傾向がある。だから、誰にとってもいいことをしている自分でいたいのかもしれない。

社会起業というものにいろいろ触れてみた結果、社会起業家というジャンルは存在しないというのが僕の結論。ビジネスかボランティアの2択。ビジネスには社会起業的な要素はないと長続きしない。他の人を満足させなくて走り続けることはできないから。だから、社会起業家という特別枠を設ける必要はないと思う。

NPOでスモールビジネスするのも、ユニクロがアジアに工場を作って現地に雇用を生ませるのもそれぞれ意味がある。だからどっちでもいいんです。要はビジネスモデルと思います。

そのビジネスモデルが従業員が納得して満足できるもの、誇りを持てるものであれば、それは社会に意味があることだと思う。

それをウェブで体現したい。つまり、ウェブを使った意味あることを考えるのがミッションです。それは僕のミッションでもあると同時にウェブ業界にいる人たち全員のミッションです。

活動的な人を見るとがんばろうという気持ちになる。先日読んだマイクロソフトを辞めて社会起業家になったジョン・ウッドさんはビジネスマンらしい部分がとても参考になった。
今回の山口絵理子さんはすぐ実行する行動力の積み重ねがすばらしい。これもよい本でした。
Tシャツ作りももう少し研究したいものだ。引き続きインプットします。


人気ブログランキングに参加しました。よろしければご投票をお願いいたします!
【人気ブログランキングに投票】
コメント (4)

コメントありがとうございました~
山口さん大学の同期です!静かだけどパワーを秘めた女性ですね。すごい人です。私も尊敬してます。

ちなみに4goodはどのメアドに招待を送ればよいでしょうか?
socialcreators(あっとまーく)gmail.comまでご連絡をいただければと思います。よろしくお願いします。

mino:

山口絵理子さんは前に情熱大陸で取り上げられてました。
たぶんようつべにまだあると思うのでよかったら見てみて。

中谷:

コメントありがとうございます!

>SocialCreaotorsさん

メールしました。よろしくですー。

>minoさん

youtube早速みてみた。ようつべって言うの知らなかった。。

YUTA:

はじめまして、YUTAと申します。

この本を読むと山口さんの行動力に背筋がぞくぞくします。
実際にマザーハウス入谷店でお会いした事があるのですが、本のイメージよりも穏やかだったのが印象的でした。

コメントを書く

(承認後に公開されます。)



トラックバック
Special
ブラック会社に入社した新人サラリーマン1年目の悲劇 ノンフィクション小説
中目黒ランチ・グルメメモ
ウェブディレクターの脳みそ
PORTRAIT

team6

バックナンバー

他にも多くの記事があります。アーカイブページも見てください。

Creative Commons License
作者プロフィール
ウェブサイトのプロジェクト管理をしてる僕が、趣味で似顔絵描いたり、プログラマなどをしながら感じることを残す場所。日々思うことをアップしていきます。 ウェブディレクター プロフィール はこちら