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やりがいある仕事を市場原理のなかで実現する!のレビュー、ビジネスモデル構築力の重要性

やりがいある仕事を市場原理のなかで実現する

日経新聞から外資系コンサル会社を経て、独立した著者による「やりがいある仕事」でいかに収入を得るか、というテーマの本です。サラリーマンの永遠の悩み、「やりがい」と「金儲け」のトレードオフをどうビジネススルーするか。不可能と刷り込まれているが、そんなことはない。と著者が経験談を語る。

マスコミで働いていた著者は、規制だらけのマスコミ報道に疑問を感じて、MyNewsJapan という広告主ゼロのニュース媒体を立ち上げた。その経緯が解説されていて、参考になることがチラホラある。ノウハウ本ではなく、ビジネスモデルの重要性を説いた本です。

ウェブサービスは安易に広告モデルに走りがちである。たぶん簡単に出来るから。でも、広告はすごい不安定な収益だし、広告費が多くなると自由な情報発信ができなくなる。そして、競争の中で、次々と最適な広告モデルが現れる。当然、広告単価は下がり続ける。

誰かがイノベーションを起こせば、広告単価は下がる。この10年で随分と広告単価は下がりました。ビジネス規模にもよるけど、広告モデルは主軸におくのはちょっと怖い。副収入ならいいと思う。ビジネスモデルを考えるには、いろんなビジネスモデルを知ってたほうがいいし、いろんな人を知ってたほうがいい。

ということで、この手の本は見つけたら読んでます。ペラペラなら立ち読みです。ウェブサイトを作る人とウェブサイトでビジネスをする人は別人種です。