January 19, 2009

「働くこと」について考える

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この土日は話し疲れた。
なぜか、話してたことは「働くこと」についてが多かった。
これは僕の人生におけるテーマの1つだ。たぶん一生悩むだろう。進歩がないと言われたら笑うしかない。

みんな疲れてくる。俺も疲れる。なんで働くの?なんのために働くの?
そんな疑問があちこちで爆発してる。いくつになっても出てくる。
毎年のようにこの敵はやってくる。

国が悪い、会社が悪い、上司が悪い。セーフティネットが必要だ、などなど。

そういう意見を最近よく聞く。
なんでなんだろう。

僕はセーフティネットがあれば今のような働き方はしない。
最低保証にあわせた生活を送って、お金にならなくてもいいから自分のやりたいことをやるだけ。何かいいルールを作れば、そのルール内で賢い人は得をする。

でも、そういう世の中に競争力なんてないと思うのです。

自由には責任がいると思うのです。
やりたいことをやるには重い責任がいると思うのです。
重い責任の中やその先にこそ、やりがいや楽しさがあると思う。
自由を与えたジーコジャパンは成り立たなかった。自由には自分で判断するという重い責任があるのだ。トルシエの規律が日本には合うかもしれん。では、あなたはやりたくもない仕事を全うすれば、すべてが保証される生活を望みますか。人それぞれでしょう。

選択肢が増えすぎて選ぶのが難しくなってきている。
嬉しい悩みと思うしかない。

食べるためではなくて、やりがいのために仕事を選べるようになってきている。
これも嬉しい悩みだと思う。

何かのせいにするのは簡単で、そこにぶちまけてスッキリするのはいいと思う。
でも、それで終わっていると何も変わらんと思う。

ギラギラした他の国がいる以上、僕らだけのんびりできないと思うのです。
上見たらキリはないが、下見てもキリがない。

心の持ちようで人は前向きになれる。

価値観はどんどん多様化する。
全員ハッピーな選択はない。誰かの不幸せの上に誰かの幸せがある。
自由競争の社会とはそういうものだ。

安くてよいものを購入する消費者でありながら、格差社会に不満を持つ。
何でも繋がっていると思うのだけど、自分に迷惑がかかってくると悲鳴をあげる。
まあ、人とはそういうものだとは思う。

僕はどこでもどういう状態でも生きていけると自信を持って答えられるようになりたい。
昔からそれだけ。すでに生きていけると思っている。
でも、10年後の世の中はどうなっているか分からないから、その時のために今は生きてるだけ。

そうして、リスクヘッジのために副業をする。

副業が当たり前の世の中になってきてる。
副業に時間を費やして極めようとしていくとどうしても中途半端になってくる。
どれにどの程度の時間を使うかはどんどん難しくなってくる。

本業1つに絞ってベストを尽くすほうが実は賢いかもしれない。

こうやって書いている僕自身はやっぱり永遠悩んでいる。
どうやって生きていったらいいのかな。と。

仕事イヤだなあ。と思う気持ちは人より大きいかも。
物事がうまくいかないと、何か理由を探そうと無駄な努力をする。

僕は周りにはメッセージを投げかけるが、変わらない前提で考える。
別に悪い意味ではなく、人には期待しない。
自分を変えるほうが楽だ。

そりゃ、変えることなんてできないこともたくさんある。
でも、簡単に変えれることもたくさんある。

そうやって物事分かったような顔して生きていくと、変わったなあ。らしくないなあ。なんて言われる。

いやー、生きるって難しい。
我慢すべきことと我慢すべきでないことのジャッジが難しいのだ。

たぶん、僕みたいな人間は自分のコントロールできる領域が少なくなってくるとストレスなのだ。それがイヤなら、コントロールできる領域を増やすだけ。やり方はいろいろありますね。

僕は生きることは筋トレと思っています。筋トレしてないと、いざと言うときに動けない。
若いときは自分を鍛えるのは楽しい。しかし、年とってくると疲れてくる。
だから、若い人にはなかなかこういう気持ちは伝わないかも。

オシムの言葉に、試合中足がつった選手に対して、

ライオンに追われたウサギが逃げ出す時に、 肉離れをしますか? 要は準備が足りないのです

といった言葉があります。
サバイバルできないのは過去の準備不足のためと思ってしまいます。だからこの先に向けて面倒な筋トレをするだけです。

どうせするなら、前向きに考えて、みなさん楽しく行きましょう。

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